家のネットワークを図示してみた 2023
Updated Date: 2024/01/01 00:26
時間ができたので家のネットワークを図示した。
早速図を貼る。なおIPやセグメント周りは明記していないが、基本的には1つのルーターのIPセグメントを使っており、個別に分けていない。
図の説明
ONU
ONUはBBIQ社から貸与されたものを利用している。
1GbEthと10GbEthの2ポートを持っていて、もともと1Gで契約している場合10GbEthの口が塞がれているのだが、
10G契約後それを引っこ抜けば使えるようになっている。
注意点としては、1GbEthと10GbEthで同時にPPPoE接続しようとするので、早い物勝ちになる点。
BBIQはPPPoE接続が必要なので、1GbEth側と、10GbEth側でそれぞれ取り合いが起きてしまい、10GbEth側でインターネットに接続できないという事象が発生する。
対策としてIP電話を使ってない人は1GbEthを一切使わないという手段が取れるが、IP電話を使っている場合、この対策だと1GbEthからしか接続できないという制約が発生する。
なのでBBIQのサポートサイトからログイン後ルーター機能の無効化が必要となる。
図が少しややこしくなっているのはこれが原因。
BBIQルーター
上述のとおりIP電話を使うためだけに起動させている。
メインルーター
メインルーターには10GbEthを持つBUFFALOのWXR-5950AX12を使っている。
基本的にこのルーターがネットワークの中心となっているので、死んだら終わり。
たまに熱暴走のせいなのか、ルーターが落ちることがあるので、その時は電源を抜いて再起動する手間が発生している。
10GbEthは2ポートあるが1つはONUからの引き込み用なので実質1ポートのみ。
Wi-FiはメインのWi-Fiと衝突することを考慮し、5GHzしか利用していない。
そのため、このルーターに接続するのは基本的には作業用PCくらいである。
メインスイッチ
メインルーターの10GbEthポートが1つしかないのでそれを分配するために利用している。 リンクアグリゲーションの機能がないので後述するOrbiのルーターも2.5GbEthしか使えないのが痛い。
メインスイッチはメインルーターの隣に配置しているので、この周りにあるPCや据え置きゲーム機は直接LANケーブルで2.5GbEth接続している。
メインWi-Fi
メインのWi-Fiルーターとして利用しているのがNETGEARのOrbi RBS850。
我が家にある家電やPC、ゲーム機器など10GbEthに対応していないものはすべてここに接続している。
メッシュWi-Fiなので、メインルーターから離れた2階や1階の玄関側でも快適にWi-Fiが使えるようになっている。
また、本製品mにはリンクアグリゲーション機能が存在しているので、2.5G+1.0G=3.5GbEthが実質利用可能な最大値となる。 リンクアグリゲーション対応のスイッチをぜひ用意してあげたい。(リンクアグリゲーション対応のスイッチは業務用だったりするので割と値が張ると思われる)
その他
macbook用にLAN→USB-C変換アダプタとしてWAVLINKの製品を使っている。2.5GbEthに対応しているので理論上は2.5G通信が可能。(ちなみにmacbook pro 2020以降は10GbEthに対応しているので、10GbEth対応のアダプタを使えば10Gも可能)
また、基本的にすべての配線にはCat6aのLANケーブルを使ってるはず……。
実際の速度
Wi-Fiで計測すると、最も使ってる人が多い時間帯(夜間帯)で1.1Gくらい。朝方だと理論値の2.0Gくらい出る。
ちなみに有線LANだと夜間帯でも2.5G(理論値上最大)の速度が出る。
熱について
気になる熱については、そこまでヤバくないものの、真夏は割と熱くなる。特にメインスイッチはアンマネージスイッチなので放熱機構が存在しないため結構熱い。
なので、真夏は放熱ファンをメインルーターとスイッチの間に置いて回してる。
ちなみに一番熱いのはBBIQから貸与してもらったONUだったりする。(こちらはファンではなく放熱板を置いてる)
電気代について
詳しく計算していないのでわからないが、1000円くらいは上がってる気がする。しょうがない。あと配線がどうしようもなく片付きづらいのも難点。
まとめ
とりあえず一般家庭で10Gの恩恵が得られるのはあと2,3年位先だと思うので慌てる必要はないが、
2.5GbEthなら手軽に手に入るのでやってみてはどうだろうか。
Wi-Fiでもよければ今すぐ10G対応のWi-Fiルーターを買ってこよう。6万円くらいあればなんとかなる。