Piaggio MP3 250 RL ブレーキパッド交換とロールロック修理
Updated Date: 2026/04/14 04:14
恒例のPiaggio MP3 250 RL 整備。2万キロ行きそうなのでそろそろいろいろなところをメンテしていく期間ではあるため必然的に作業することが多くなる感じ。
今回は前後ブレーキパッド交換とロールロック用の左フロントアブソーバーのオイル漏れの修理。
過去の記事でロールロック周りのメンテナンスは終わったつもりだったが、オイル漏れが発覚したため対応。
前輪ブレーキパッド交換
フロントキャリパーを外すためにボルトを回す必要があるのだが、固着して取れず。ネットの知恵を借りて「潤滑剤」と「ハンマー」で対応。
対象のボルトに潤滑剤を塗布し、5分ほど待ってレンチをぶっ刺し、レンチやネジをいろいろな方向からハンマーで叩く簡単なお仕事。
あとは筋トレで増強したハンドパワーで頑張って回すのみ。舐めたらバイク屋に持っていく覚悟でやればなんとかなる。(なんとかなった)

さて、ボルトが回ったところで実際のキャリパーを見てみると謎の布テープが貼られていることがわかる。
僕が中古で買った時点でこれだったので理由はわからない。多分ブレーキダストで汚れるのが嫌だったのかもしれない。その割には他のところがサビだらけなので、もう少し優しく扱ってあげてもよかったんじゃないだろうか……。
とりあえず前輪にスペーサーが装着されていることでフロントキャリパー自体はタイヤを外すことなく脱着可能な点は、メンテナンス性良く助かった。

フロントのブレーキパッドはまだ半分くらい残ってた。まぁ交換でいっかなということでマロッシのブレーキパッド(6215006BR)に交換。

ブレーキパッドを交換するだけではディスクに挟む隙間が全くなかったので、ネットで検索してキャリパーのピストンをもとに戻す必要があることを知った。専用ツールもあるらしいがそんなもの持ってないので、こちらもハンドパワーで解除。
片輪は問題なく解除できたが、もう片方はどう頑張っても無理だった。しょうがなくブリーダーを緩めてあえて空気を入れ、圧が減った状態でハンドパワー&ペンチパワーで対応。

その後エアー抜きを実施して前輪は完了。
後輪ブレーキパッド交換(パーキングブレーキ含む)
MP3にはパーキングブレーキもついているので、後輪も2つ対応する必要がある。
マフラーを外して見えてきたリアブレーキキャリパーとパーキングブレーキキャリパーを、前輪と同じ要領(潤滑剤+ハンマー)で外す。
パーキングブレーキのブレーキパッドは若干余裕がない感じ。交換したかったが交換用のブレーキパッドを準備できず。とりあえず動作中に使うものではないので緊急性は低いと考え今回はこのまま。

次に後輪。1本のボルトで止まってるタイプのブレーキパッド。僕が下調べしたブレーキパッドとは形が違う……。2009年に型式がRL→FLになったタイミングでキャリパーが変わったからのようだ。
ということでリアブレーキパッドの交換もお預け。まあこっちも4割くらい残ってたんでとりあえずこのまま。

なお、キャリパーを外すときに引っかかってしまったのか、リアキャリパーの四隅に付いてる金属パーツの1つが脱落。ツメが折れてしまったようで再装着不可能に。

この部品だけを交換することが無理そうなのと、純正のリアキャリパーが高い&ヤフオクでもボロボロのものしか出回ってないという状況で悩んでいたところ、たまたまネットでブレンボの84mmピッチのカニキャリパーが無加工で装着できるという記事を読んだので、次回それにチャレンジしようと考えている。
ガスケット交換
リアブレーキキャリパーを外すにはサイレンサーを外す必要がある。ので、ついでに以前気になってたガスケットも交換。パーツは今回は海外から純正を取り寄せたけど、次回からはキタコ(KITACO) ガスケット(973-4000003)で対応する予定。
ロールロック修理
こっちが本題。左前輪のロールロック用アブソーバーからオイルが徐々に漏れるせいでロールロックが使い物にならない。
たまたま新品パーツがヤフオクで売られていたので即決価格で購入。海外輸入よりも半分くらいの値段で買うことができた。

アブソーバーの外し方についてはだいぶ悩んだ。最初サスペンションとフロントガードを固定している一番デカめのボルトを外してロットを外す計画だったのだが、硬すぎて諦めた。こいつを触るときはショップ作業してもらおう。
正攻法ではダメなのでなんとか回避策がないかネット検索。
たまたまVespaの海外フォーラムサイトでロットを抜いてもロールロックは動作するという投稿を見かけたことで閃いた。このロットを外すことができればアブソーバーも外せるのではなかろうかと。
早速ロットそのもののボルトを緩めることにチャレンジ。
こいつも潤滑剤とハンマーのおかげでなんとか取り外すことができた。

外したロットは上下に動くようになるので、次にアブソーバーを固定している2つのナットを外し、ロットを上げながらアブソーバーを下に抜き取れば、予想通りアブソーバーが外れた!ラッキーである。
あとは新品部品に交換するだけ。
その後エアー抜き中にホーン爆音5回が鳴り響くのを防ぐために、油圧センサーを引っこ抜いてブレーキキャリパー同様にエアー抜きを実施。(アブソーバーにもブリーダーキャップがあるのでそこからエアーを抜く)
ロールロックオン→オフを数回繰り返し空気が抜けようたら、カウル側のフルードタンクにフルードを補充して蓋をする。これを繰り返す。エアー抜き中にフルードタンクが空にならないよう見張っておくこと。その後念の為マスターからつながるホースのバンジョーボルトも全部増し締め。
あとはキーをOFF→ONにし再度ロールロックを2回ほど実行した際に1回のオフでロックが解除されるようであれば油圧センサーを接続。再度ロールロックを実行してみて問題がなければおしまい。 もしこの時点でもホーンが鳴り響くようであれば、再度油圧センサーを抜いてエアー抜きをひたすら実施する。
※今回(無知だったので)やってませんが、本来はアブソーバーのバンジョーボルト間のクラッシュワッシャーは交換必須です!
別件で、ロールロック関係の作業をするためにフロントカウルを外しすぎてタッピングネジがいくつか止まらなくなってしまった(特定の場所で止まるが更に回すとまた回り始める)。
MP3の特性上フロントカウルはそれなりに何度も外すことになるので、タッピングネジじゃなくボルト*クリップナットにしようかなーと考え中。
その後オイル漏れはなくなり、無事ロールロックが復活!オイル漏れも今のところなし。