TRAIN SHOCK
Updated Date: 2024/01/01 14:47
最近地下鉄の昇降口での人間の流れについて考えることがあったので書く。
東京人は比較的きちんと並ぶし右側通行を守る(というか守らざるを得ないくらい 人の流れが多いわけだが)のであまり意識しないだろうけど、 ちょっと田舎に行くと結構混んでる時でも普通に左側通行だったり ショートカットしてきたりする人が少なくない。
状況としては以下のような感じ。 エスカレーターは上りだけ存在していて、改札口からは一応階下が見えるような構造にはなっている。 なので、意識して右側通行して迂回しさえすれば、上りと下りの人間が正面から衝突することはない。
状況1
つまり、青い矢印側(改札をくぐり地下鉄に乗ろうとする人たち)の誰かがショートカットしようとすると、 エスカレーターで上ってくる人間と鉢合わせしてお互い邪魔になり険悪な空気になるわけだ。 このショートカッターは大抵スマホ・携帯をいじっていたり、考え事をして上ってくる人を意識してなかったりしている 場合が多いので、注意力に欠けているのが問題である。
状況2
注意力自体はスマホをいじらないとか常に他人を意識するとかでリスク低減することは可能だが、 100%回避することはおそらく不可能。だったら強制的に迂回せざるを得ない状況を作ってあげればよいという発想が状況3だ。
状況3
ちょうど上り・下りの人の視界を妨げている部分の壁近くに柵を設けることで、 人の流れをある程度抑制することができるのではないだろうか。 また、柵の長さも調整することで、上りの人間がそのまま上に行きたい場合と、 改札口方面に向かいたい場合の2パターンに対応することもできる。 それにそれなりの存在感のある柵を用意すれば、改札口側からの下りの人間に対しても「警告」することができる。
たしか東京のどこかしらの駅はこの柵があった気がするけど、どこだったか失念した。 空間デザインというより人間行動学とか認知学な発想なのかもしれないけど、 個人的には余計な心配をしないで良い分助かる。 まあ、可愛い子にぶつかって新しい出会いが始まるとかそういうプラスの面のほうが大きいとかなら、 そのままでもいいとは思う。