PIAGGIO MP3のライト類をLED化した
Updated Date: 2026/07/08 17:31
PIAGGIO MP3のライト類を、ウィンカーとバックランプを除いてまとめてLED化した。 Webikeのインプレッション日記にも書いたが、購入した球の仕様と交換後の所感をこちらにも短くまとめておく。
難易度は初級、作業時間は1時間以内。
買った球の仕様
どの箇所にどんな球が最適か、事前にAIに相談して仕様を固めてから購入した。参考までに、相談して決めた推奨仕様は以下の通り。
| 箇所 | 仕様 |
|---|---|
| ヘッドライト(Lo/Hi) | H1型 / 6000K / 2000〜4000lm / 配光重視 |
| ポジションランプ | T10 / 6000K / 100〜150lm |
| ナンバー灯 | T10 / 6000K / 50〜80lm |
| トランク灯 | フェストン36mm / 6000K / 150〜200lm |
色温度は全箇所6000Kで揃えて、見た目の統一感を出した。
交換後の所感
- トランク灯: 明るすぎるくらい。
- ナンバー灯: いい感じの明るさ。
- ヘッドライト: 少し暗く感じる。おそらく光軸が合っていないのが原因で、MP3はヨーロッパ仕様の片目点灯設計になっている点も影響していそう。ここは光軸調整で改善できるか追って確認したい。

電気系統への影響
LED化で消費電力が下がった影響か、アイドリング時のバッテリー電圧が13.7V → 14.2Vに上昇した。 発電に余裕が生まれた形なので、電装品を追加している身としてはありがたい変化だった。
今回はウィンカーを純正の電球のまま残したが、ここもLED化すればさらに消費電力が下がって電圧はもう少し上がるはず。 ただしウィンカーの場合は電流が減ることで点滅が異常に速くなるハイフラ現象が起きやすい。回避するには抵抗(メタルクランプ抵抗など)を噛ませて消費電流を稼ぐか、LED対応のウィンカーリレー(ICリレー)に交換する必要があるだろう。
「全部LED化」に潜むリスク(AIによるリスク検討の結果)
電圧が上がったのを見て「じゃあ全部LEDにするとどうなるか?」と思ったので、AIに相談してリスクを検討してみた。その結論が意外だったのでメモしておく。
MP3 250 RLは2008年式で、当然ながらLED前提の設計ではない。そしてこの手の古いバイクのレギュレーター(レギュレートレクチファイア)はたいていシャント式で、ステーターが常にフル発電し、余った電力を熱として捨てることで電圧を一定に保っている。
ここが落とし穴で、LED化で電装の消費が減るほど、行き場を失った余剰電力はすべてレギュレーター内部の熱になる。つまり全LED化するとレギュレーターはむしろ高温になり、夏場などに焼けてパンクするリスクが上がる。順序としては「負荷が減る → レギュレーターの発熱が増える → 熱で故障 → 過電圧でバッテリーや電装を巻き添え」という流れで、過電圧は原因ではなく故障した結果という点がポイント。
対策は2通り。
- ダミー抵抗を足す: LED化で減った分の電流をわざと消費させ、発熱バランスを元に戻す(ウィンカーのハイフラ対策と同じ「電流を稼ぐ」発想)
- MOSFET式レギュレーターに交換: シャント式より発熱が少なく効率的。古い車体を全LED化するなら定番の対策
今回のヘッドライト等だけなら負荷の減り幅は小さく問題にならないが、ウィンカーまで含めて「全部LED」まで進めるなら、この発熱は無視できない。というわけで、ウィンカーLED化は抵抗やレギュレーターまで含めて計画してから手を付けることにした。
※MP3 250 RLのレギュレーターが具体的にどの方式かまでは未確認で、一般的なシャント式を前提にした検討。
まとめ
球を差し替えるだけの初級カスタムだが、色温度を揃えるだけでも見た目の満足度は高い。 ヘッドライトの明るさだけは光軸調整という宿題が残ったので、そこは別途詰めていきたい。