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ありのままの現実を書き殴る吐き溜め。底辺ITエンジニアの備忘録。
Written by bon who just a foolish IT Engineer.

GIANT CROSTAR 2017の駆動系を一新した

GIANT CROSTAR 2017の駆動系を一新した
Created Date: 2026/04/19 04:06

交換前後の仕様比較

最初の装備
シフトレバー:Shimano M310
フロントディレイラー:Shimano Tourney (FD-TY710 31.8mm)
リアディレーラー:Shimano Acera
BBセット:VP BC73 110.5-68mm
クランク:Forged (48-38-28T 170mm)
スプロケット:Shimano HG41 8s (11-32T)
チェーン:KMC Z7
シフトケーブル:不明
参考: https://3196kintarou.com/sport/GIANT/2018/CROSTAR.html

変更後
シフトレバー:そのまま
フロントディレイラー:そのまま
リアディレーラー:そのまま
BBセット:Shimano BB-UN300 68x113mm
クランク:Shimano Acera FC-M361 (48-38-28T 170mm)
スプロケット:Shimano CS-HG51 8s (11-32T)
チェーン:Shimano CN-HG71
シフトケーブル前後:Shimano オプティスリックシフトケーブルセット

既存のBB幅(110.5)だとFC-M361クランクがフレームに干渉してしまいペダルを漕げないため、仕方なくBBを交換している。
また、今回のクランクとディレイラーの組み合わせは厳密にはシマノの推奨するチェーンラインとはズレているので、あまり真似しないほうが良いと思う。 (とはいえ純正互換製品の新品がほとんど入手できないので、無理やり組み合わせるしかないのが現状)

使った工具

購入したパーツ類の一部

スプロケット交換

まずチェーンカッターでチェーンを切る。 次にリアのクイックリリースを六角レンチで外し、リアタイヤを外す。 スプロケットリムーバー2つとモンキーレンチ(または対応するソケットレンチ)を使って旧スプロケットを外す。

新旧スプロケット

溝に合わせて新スプロケットを挿入する。 ロットリング固定用工具をセットし、トルクレンチで約40Nmに締め付ける。 締め付け時は手や足でタイヤやスプロケットをおさえていたらスプロケットの固定工具は不要。

クランク交換

BB・クランクのシマノのマニュアル(PDF)を参照しながら作業する。

クランクのフィキシングボルトを六角レンチで取る。右側(ギア側)は左回り。左側は右回りで取れる。ちょっと力が必要。 次にコッタレスクランク抜きを使って左右のクランクを抜く。力を込めて一気に回すのがコツ。
参考(動画はママチャリだが基本は同じ):コッタレスクランク抜きの使い方 - YouTube

次に最大の難所、BB抜き。まずはBBの周りをパーツクリーナーできれいにし、その後潤滑油を吹きかける。油が中まで浸透するようにプラスチックハンマーやレンチなどでコンコンと周囲を叩く。そうして1時間〜1日待って再度同じことをする。これだけでもだいぶネジが回りやすくなるはず。

また、BB抜き工具を固定しないとグラグラして均等に力がかからず、ネジ山をナメたり余計な力が必要になったりする。 こちらのブログ記事を参考に、BB抜き工具をネジとワッシャーで固定できればよかったのだが、32mm位のサイズのワッシャーが手元にない。

悩んでたらどこかのブログに「廃チェーンのあまりを使って固定する」というナイスアイデアを見かけて、先程切ったチェーンを使って実践。(※)

BBを抜くときに固定するためのノウハウ

これはすごい。しっかり固定できたのであとは自転車を横倒しにして両足で固定しながら、モンキーレンチやスピナーハンドル+32mmソケット使って思いっきり回すだけ。 右側(ギア側)は時計回り。左側は反時計回り。普段の怒りや鬱憤を全てここにぶつける。

(※) 切ったチェーンは新品チェーンの長さを決める際に使うので、捨てないこと。(ギア比を1つも変えていないので、旧チェーンの長さそのまま使えばよいため)

BBが取れたら、今度はその逆で新品BBを取り付ける。BBのネジ部分と中心部分にグリスを塗って装着。締め付けトルクは50〜70Nmで、私は65Nmにした。 クランクは左右180度ずらして取り付ける(右クランクが上なら左クランクは下になるように)。 フィキシングボルトは35〜50Nmで締め付ける。

チェーン装着

前後のギア交換が終わったタイミングで新品チェーンを取り付ける。
チェーンの長さは旧チェーンに合わせてチェーンカッターでカットする。もし前工程でチェーンをカットしてBB固定に使っている場合、 その分もつなげて測らないと短くなるので注意。

チェーンをつなげる前に、リアディレイラーのプーリー(歯車2つ)の間にチェーンを正しく通しておくこと。ここを忘れるとディレイラーを分解するハメになる。 チェーンがリアディレイラー・フロントディレイラーの両方を正しく通っていることを確認できたら、チェーンピン(新品チェーンに付属する1cm程度の小さな部品)を使ってチェーンをつなげる。 このピンはかなり折れやすいので、チェーン穴に対して垂直に挿入できているかどうか確認しながら作業したほうがよい。

シフトワイヤー・ケーブル交換

まずワイヤーがどう固定・取り回しされているかを写真に撮っておく。そのうえでワイヤー先端のキャップ手前を切れば、あとはスルスルと引き抜けるはず。ディレイラー側からケーブルを順に外していく。

新しいシフトケーブルは既存のケーブルに長さを合わせてカットする。 どれがどこのケーブルかわからなくならないように、フロントとリアは順番に作業しよう。リアはケーブルが2本あるので、 こちらもテープや置き場所で目印を付けておくとよい。 また、ケーブルには刻印のある側にグリスが塗布されているが、カットして使う場合は途中のケーブル内面にグリスがない状態となるため、 カットしたケーブルの両端から穴に向かって潤滑油を注入しておくこと。

シフトケーブルは既存の長さに合わせる

注意点としては、ケーブルのハンドル周りの取り回しを間違えると、左右どちらかに目一杯ハンドルを切ることができなくなること。 その場合は取り回しを変えてあげる必要がある(フロントシフトケーブルをフレーム左側に通してしまい、右にハンドルが切れなくなる失敗をした)。

ワイヤーの交換はシフトレバーの横にネジがあるのでそれを取れば、そこから旧ワイヤーを取りつつ新しいワイヤーを挿入できる。
シフトレバーにあるネジを取る

また、こちらのブログ記事にも書かれている通り、 GIANTのシフトレバーはグリス切れするとギアチェンジのときに空振り(空打ち)するようになる。 ついでにシフトレバー裏側のネジを外し、パーツクリーナーできれいにしておこう。
シフトワイヤーを前後ともに通し終え、ケーブルも設置完了したらレバー側に潤滑油を塗布してすべてのネジを締め込んで完了。
ここまでやってもシフトが空打ちするようであれば、レバーも交換したほうがよいだろう。

参考:
- シマノ フロントディレイラー(Tourney)のマニュアル(PDF) - サイクルベースあさひ ワイヤー交換の動画 - YouTube

あとは調整作業。
GIANT CROSTARのフロントディレイラーは内側から外側に向かってワイヤーを張って変速する。試しにワイヤーの外れたフロントディレイラーを、手でぐっと押してみると外側に開くことが確認できる。これを知らずに外側のギアで調整しようとして、全然ディレイラーの幅が足りないじゃん!と困ったのはここだけの話。

ということで内側からフロント・リアともにチェーンはイン側(フロントギアは一番小さい、リアスプロケットは一番大きい)に合わせ、チェーンラインを確保しながら調整していく。
フロントディレイラーはまず高さを外側のギア(一番歯数の多いギア)の上0〜3mm程度の高さに合わせて固定。
次にロー(L)調整ボルトを回しながら内側のギア(一番歯数の少ないギア)のチェーン左側に当たるかどうかのところまで調整する。 そうしてフロントディレイラーのワイヤーは右側→左側という感じに回して取り付ける。
ここまでの作業は上記シマノディレイラーのマニュアル読めば詳細が書いてある。

今回はフロントもリアもギアの構成を変えていないので、基本的に無調整でも問題ないはずだが、ワイヤーの張りが変わると変速の感覚(間隔)も変わるので、 微調整はやっておこう。それにディレイラーの調整方法を知っておいて損はしないので何事も経験である。

まとめ

今回の作業で、BB・クランク・スプロケット・チェーン・シフトケーブルをまとめて交換した。ギア構成(48-38-28T / 11-32T 8s)は変えていないので走行感は大きく変わらないが、チェーンやスプロケットの摩耗が解消されたことでギアの噛み合いがスムーズになり、シフトケーブルの新調でレバーの操作感も軽くなった。

最大の難所はやはりBB抜きで、廃チェーンで工具を固定するアイデアがなかったら相当苦労していたと思う。逆に言えば、工具と固定方法さえ揃えれば自宅でも十分対応できる作業だった。

かかった費用はパーツ・工具合わせて2万円程度。ショップに頼むとどれくらいかはわからないが、クランクだけでどっこいどっこいかも。
工具も揃えたはいいものの2回目使う機会があるか怪しいものがいくつかあるのも気にはなる……。 自己満足としてセルフメンテ・カスタムが好きな方は挑戦してみてはどうだろうか。

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