bon now

ありのままの現実を書き殴る吐き溜め。底辺SEの備忘録。
Written by bon who just a foolish IT Engineer.

社内SNSが個人の私的日記で埋まる日

Created Date: 2014/06/25 23:56
Updated Date: 2023/11/05 03:00

タイトルとは全く関係ないが、先日(自分のお金で)初めてWEB+DB PRESSを購入した。 購入に至った経緯はというと、僕が2007年頃にbloxsomというPerlベースのブログツールを 使おうと思った時にお世話になったWebサイトの著者が、記事を執筆されていたからだ。
この方には別途WindowsMessengerをVBScriptで扱う方法も使わせて頂いていた。 つまり、僕は彼の長年のファンといっても過言ではない。

そんな著者への一方的な気持ちがあるのと、Rubyという話題および最近のJavaの動向を知るために、 今回はぜひ購入したいと自ら初めて欲したのである。

執筆者には慶応大学の学生もいるわ、連載組んでる人もTwitterで見てる人いるわと、 昔に比べWebで「繋がってる」感が半端ない。(すべて個人の妄想・片思いではある)
個人的には僕の所属する会社でもそのように技術系の話題で盛り上がりたいし、 素晴らしいノウハウやスキルなど具体的な技術や、考え方、進め方など抽象的な思考法などを、 PJや部に留まらず、組織で熟成していくという構図があったらいいなと思う。

ここでようやくタイトルの話となる。

僕の会社には社内にSNSが存在している。 その目的はもはや定かではないが、恐らく社内の人材交流によるシナジー効果を得ることだと思われる。 しかしながら、目下誰もがそうなると考えるであろう通り社内SNSは各個人の私物と化し、 くだらない技術・思考的でない日記や意見で溢れかえっている。 もちろん、その個人それぞれの個性や考え方に触れることにより感覚的な繋がりを生み出す ことは可能なのだろう。 だけど、我々はあくまで、仕事上はプロのエンジニアである。

僕が一番辟易するのは、そのプロがプロ相手に技術を語れずして、 何を担保にユーザへシステムを提案・構築するのか、みんな忘れちゃってんじゃないのという部分である。 せっかく技術者が集団的に意見を言い合える場を、会社がSNSとして用意してくれているにも関わらず、 多くの技術者はそれを私有化した挙句、馴れ合いと自分の存在価値を表現する1つの手段として利用し出す。 これでは、ミスマッチも甚だしいし、上司から「職務中だぞ自重しろ」と言われるのもわかる。

みんながみんな、技術に興味があるとは言えないとわかってはいる。 でも、社内SNSってそういう場にした方が限りなく有益に働くと思う。本当に。 特に馴れ合いが蔓延化してしまうと各日記・記事にコメントしづらい (反対意見や議論を打ち出しにくい)雰囲気もできてしまうので、 やはり僕は技術に特化してほしいと思ってる。

僕らは一人の人間であるとともに、IT技術者であることを忘れてはならないのだ。 そこには、技術に裏付けされた「顧客を満足させる術」が、必ず存在するのだから。

local_offer
folder blog