これからは並列処理言語を学ぼう
Updated Date: 2024/01/01 00:26
最近はLinuxOSが64bitしか提供しなくなった。 Java界隈では32bitのJVM使い続けると嘲笑されるレベルに来ているっぽい。 そして、比較的新しいプログラミング言語(GoとかScalaとかClojure)は、並列処理の心強いユーティリティを持ってる。 これらは全部、計算量の格段に増えた昨今のPCにおいて、 「単発処理で32bitのメモリ制限があるとか頭おかしい」の具象化例だと思う。
昔々、あるところにコンパイラというマシンがありました。 コンパイラは紙をぶっさすとドコドコ動き出し、約1時間後にマシン語に翻訳したプログラムを生成してくれます。 もちろん、途中でエラーがあると止まっちゃいますので、長い長いキュー待ちのプリンターへとエラー内容を転送し、数百枚のエラーコードを解析する作業が始まります。
そんな時代から早30年。コンピューティング関連はもう一つ先の世代進化を遂げようとしているようだ。
そういえばウェブ進化論を読んでると似たようなことが書いてあって、 つまり2010年代はさらなるウェブ進化が始まるというわけだ。 まあ、こじつけるとその進化のバックグラウンドとして並列処理や64bit最適化とかの施策があるのかなということ。 沢山のトラフィックやデータを捌くためには、いい感じに処理できるシステムが必要だ。 従来のままでは対応できなかった(あるいは一部のスーパープログラマとか有識者しか実装できなかった)プログラムを、 もっと敷居を下げた形で世に提供できるようになるというのが今なのかもしれない。 となると、次の世代ってのは当たり前のように並列処理言語を駆使し、 当たり前のようにDNFを使い、当たり前のようにWebで自らを晒す時代なのかもしれない。
あと10年、遅くとも20年内に、今のままの僕は老害認定されるだろうから、 今のうちに色々と新しいことを学び、ボトルネックを意識しながら趣味を探していこうと思う。