GradleプロジェクトをIntelliJで作る
Updated Date: 2024/01/01 14:47
Gradleという新しいJavaのビルド管理ツールとして流行ってるらしいことをちょっと前から気にしてた。 そんな折、別の作業で簡単なツールをJavaで作ってみようかということになり、 ついでにGradleをそれのベースに使ってみた感想を書く。 あと、今回はいつもお世話になっているEclipseではなく、 動作が軽く使いやすいとこちらも評判のIntelliJ IDEAを使うことにした。
初めてづくしでかなり戸惑った結果、 Gradleの使い方の認識が違っていて、自分には高等なツール過ぎて使いこなせないということが分かった。
例えばIntelliJで生成するGradleプロジェクトには、 Gradleプロジェクト特有のJava構成であるsrc/main/javaというディレクトリ構造を手作業で作らなきゃいけない。 この構成にしないとJavaを実行することすらできない。
一番の勘違いは、IntelliJでGradleプロジェクトを自動作成しさえすれば、簡単に使えるだろうと思ってたこと。 実際はIDE(今回はIntelliJ)で管理するライブラリパスとGradleの管理する依存ライブラリのリポジトリパスが、 全く別であるために、ライブラリ管理のためにGradleを利用したところで、 IDE側のみではコンパイルが全く通らない(ライブラリパスが通ってないのでDefClassNotFoundになる)。 正直Mavenの代替としてしか考えていなかったので、IDEとの親和性の無い点に大変驚いた次第である。
そもそもGradleはビルドを柔軟にできるようにするツールだから、
ライブラリ管理もその副産物として形式化することで使えるわけだけど、
その他多くのビルドの組み込みについても同じ話なのだ。
これでは頭の足りない僕には、「XXしたいからXXするGroovyコードをGradleで書こう」という発想に至らないので、
全くGradleの良い点を活かせない。
それに加え英語ベースのIDEであるIntelliJで、TOEIC400点弱の自分の生産性が突如として向上する訳ないという話でもある。
こんな感じで、その他Java8の新機能であるラムダやStreamを使うぞと意気込んでみたははいいものの、 結局System.out::println()くらいしか使ってないという全体的にもひどい状況に落ち着いた。 もっと勉強して出直したい。恥ずかしい限りである。