bon now

ありのままの現実を書き殴る吐き溜め。底辺SEの備忘録。
Written by bon who just a foolish IT Engineer.

不要にJavaScriptを使わない心がけ

Created Date: 2013/12/16 22:16
Updated Date: 2023/11/05 03:00

僕の考える今風のWebアプリでの鉄則は、すなわちクライアントとサーバの密なる連携と、 疎なる処理を実装することだと考えている。 今風の言葉を使えば、フロントエンドとバックエンドのシームレスかつヴァリアンスな処理の統括を、 1つのアプリで完結させるということだ。
後半は自分で言っててもよくわからないが、もっと具体的にプログラミングレベルで言うと、 JavaScriptとサーバサイドの言語(Java、PHP、Rubyなど)をいかに連携させつつ、 さらにオブジェクト指向らしく疎結合させるかということだ。

そんな折、僕が危惧しているのは、従来どおりのWebプログラミング実装を仕事としてきたPGerが、 フロントエンドのプログラミングをとち狂った設計で実装してしまい、 結果的にプロジェクト全体を大コケさせる可能性が高い点である。

昔の記事でも書いたように、設計が上手くできていない (アジャイル開発の場合であれば、オブジェクト化が頭の中でできていない) 場合に良く起きる問題が、フロントエンドとバックエンド処理のバッティングだ。
対策としては素直にシーケンスを一度整理するか、利用されるメソッド・クラス単位のオブジェクトをまとめるくらいするべきだろう。 そして何よりも問題なのが、JavaScriptに頼りすぎたデータ処理。特に、習得度の低いPGerにおいてこれを乱用されると、 せっかくのサーバサイドのオブジェクト指向が破壊される。 ことにJavaのEJBを使ったシステムにおいては、この問題は致命的だと思う。

EJBを「フロントエンド」とか「JavaScript」と絡めてGoogle検索しても、大した検索結果が表示されない。 しかしながら、なんとかたどり着いたここには、しっかりとEJB、JSONという文字が書かれていた。 見ていただくと分かるように、これは2013年の記事。
そう。WebプログラミングとしてのJavaは、2013年JavaEE8くらいからようやく今風になってくるというわけだ。 だから、今までJavaを使って開発していたエンジニア達は、2013年を皮切りに意識を改めなくちゃならない。


これからのJava開発は、今までどおりの進め方では対応できない。 堅牢で大規模システム向けといわれていたEJBも、フロントエンドとの連携を重点的に取り入れようとしている。 今後作られていくシステムは、EJBやJPAなどで完結するようなシステムでは無くなって来ているのだ。 つまりJavaScriptやその他の仕組みとEJBとの連携において、MVCなりオブジェクト指向なりを取り入れていかなければならないということ。 そして、JavaScriptは決して「バックエンドではできないあんなことやこんなこと」を実現するためだけの手段ではない。 これらを統括してプログラミング・設計するには、懐古してUMLやHTMLのスキル習得に加え、新しい仕組み(JAX-RSやJSONなど)の取得に努めていく必要がある。

Javaはまだまだ新規開拓していけると僕は思っている。 だからこそ、このままでよいと思っているJavaエンジニアには意識を改めて欲しいなと思っている。
その良い例が、JavaScriptの考え方だということでこの記事を書いた。(言いたいことをまとめられてないので滅茶苦茶だけど……)

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